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【Plot015】第十五章 森と星の少女編

あらすじ

国にもすっかり馴染み、ユリィだけでなく湖遊姫とも街で買い物を楽しんでいるリィカ。 2人と関わる中でリィカは女の子らしくなっていった。
(そのはしゃぐ様子を誰かに見られた気配がしたが、気のせいだったようだった ※0)

ある時、ユリィはリィカのペンダント(ハカセとの別れ際に渡されたもの)の一部の形状が例の記録媒体と似ている事に気付く。
調査した結果、謎の暗号と"君を忘れない"の文字が残されていた。
暗号部分は解読できなかったが、リィカはその言葉をどこにいるか分からないリィカの実の母であると解釈した。(ハカセは彼女が好きだったらしい)

そんなある日、リィカは1人の男に声を掛けられる。
リィカの目元や雰囲気が、森で見た少女に似ていると……

彼は、主に思念体討伐をする戦士団の1人。
思念体討伐とは、人間や動物が何らかの強い思念をこの世に持ったまま生死を彷徨っている存在である。 強い思念があれば必ず出現する訳でもないらしい。
その容姿は異形である事が多く、その周囲のエリアはあらゆる法則がゆがむ事が多いのが特徴なのだと言う。

彼から自分に似ていると言う少女のいる場所を教えてもらったリィカ。

リィカは一応形式上、国外への外出を許可されていないため、この事を会議で相談する。
調査の結果、今回の話が示した座標と先の暗号が一致し、思念体がリィカの母である可能性を告げる。

数日後、覚悟を決めたリィカ。
再議論の結果、情報をくれた男と、ある集団(※1)を入れたパーティーで向かう事になった。
その森の近くに一軒ある宿屋を拠点として討伐をする。(一部の思念体討伐団の知る人ぞ知る討伐スポットと化している)

思念体討伐には、戦士としての強さは勿論、その特徴としてその強い感情のオーラに耐える精神力が求められる。

森にすむと言う例の少女は、夜と昼で違う容姿をしていて、穏やかな悲しい夜の精神を鎮めても、昼の精神(思念体)を鎮めない限り夜の思念体も復活すると言う。

夜の姿の思念体はあまり攻撃してこない。 だがその哀しみのオーラが強力で、普段そう言った感覚に疎い人間でさえも足がすくむほどだった。 第六感の発達しているユリィはその存在を見る前に脱落する。
夜の思念体の鎮魂には無事成功するも、リィカを本物の娘と信じて無さそうであった。

もしあなたが本当にリィカちゃんなら逃げて……
自分でも昼の怒りの正体が分からない…… あなたに辛い思いをさせてしまう……
と伝え、消えていった。

一晩明け、異形の思念体が現れる。
とんでもないパワーの上、その思念体はノヴァリオンの能力を時に使っている事に気付く。
激しい戦いが続く中、リィカは必死に考えを巡らせる。
確かに強いが、単純に強いだけなら高い能力を持つパーティーなら倒せなくはない相手。
消しても燃え上がって来る炎のような感情を消さない限り何度でも復活してしまう。
この感情は何なのか? 単純な怨み、憎しみなら他のパーティーでも鎮められる。 だがそれが出来ないまま今日まで来ている。
だとしたらこれは何がそうさせているのか?

そんな、考えを巡らせている一瞬の隙をつかれるリィカ。
リィカの右胸……パンドラに鋭い触手が突き刺さり、動けなくなってしまった。 リィカは激しい痛みに悶える。
硬直するメンバー。 さらに一行に思念体によるデーモンズフィールドによってパーティーは行動が出来なくなってしまう。

思念体はリィカにトドメを刺そうとするが、サイアーが意地でそれを止める(強い感情のせいなのか奇跡的に体が動いた)

パンドラに大ダメージを受け、衰弱の激しいリィカ。
しかし、思念体もサイアーの一撃の後、硬直していた。

リィカは思念体の怒りの正体の結論にたどり着く。
外への怒りでは無く、これは内側への怒り……後悔なのだと。

様子が一変する思念体。
彼女は話し始めた。(※2)そして、リィカがハカセに助けられた事を知り、涙する。

想いを打ち明け、晴れ晴れとする思念体リィン。 しかし、最後にまだ残っている彼女に憑依している別の名もなき思念を鎮めて欲しいと頼まれ、戦う。

そして彼女は1人の少女に戻った。
一緒に帰ろうとするが、自分が思念体である事を受け入れ、リィカと共に生きて帰る事は叶わなかった。
空間のゆがみが収束し、存在が尽きる前に彼女はそれを利用して自身と融合していたリィカの本当のパンドラをリィカに移植し、命尽き死体となった。

養母、養父、ハカセ、そして実母と家族を次々と失い、悲しみに暮れるリィカ。
その晩、一人に耐え切れず、結局サイアーの所に身を寄せた。
(ユリィの所に行こうとしたが、シオンがユリィを心配していた為、行けなかった)
その夜、リィカは不思議な夢を見た(※3)

朝になり、火葬した彼女の骨と共にナレジに帰る一行。
リィカは実母リィンがハカセとあの世で幸せになっていたらいいなと言う思いを胸に抱いていた。
(ハカセの死を信じたくはないが、状況的には絶望的だった為、区切りを付ける意味でそう考えるようになった)

帰国後、リィカは住んでいる部隊のアパートの近く、ジェイの墓の隣に母リィンの墓を建てた。


一方その頃、カイルはある病室を訪れていた。
そこに居たのはハカセであった。
あの時、第一部隊にハカセがトドメを刺されるところをエドガー達が通信を傍受して状況に気付き、カイルによって間一髪救い出されていた。
その前にアギム博士もカイルの独断で組織に引き入れており、瀕死のハカセの救命に大きく貢献した。

また、リィカが第十一章の最後、意識を失っている間に聞いた声の主はレイビットでは無く、実はカイルの言葉だったのだ。

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なお、アガーにはまだレイビット(ハカセ)の生死は知らされていない為、現在のアガーは人が変わったかのように落ち込み、カイルにすがるようになっていた。

レイビットは少しずつ回復し、カイルが差し出した写真──リィカがナレジで楽しそうに笑う写真──を見て微笑んでいた。
(※0 リィカが気づいた気配は、エドガーの組織の仲間がナレジでこっそり写真を撮った時の気配であった。 リィカがナレジに居る事を知っていたのは、脱出計画が決まった折にこっそりリィカの所持品に小さい発信機を付けていたからであった)

レイビットは救出の一件でエドガー達の組織の事を知り、情報を提供しつつも、体調がもう少し回復したらアガーの所へ戻る事を決める。


ある国のエピソードと今や女性版ロクミツのような面倒……そして不思議な存在(※1)

ナレジ国は昔、今の大小の島々の他にある島を領土にしていた。
本島群から少し離れたその島は、距離的な問題などから友好国として独立したのだが、実はその島には別の国のスパイがおり、秘かに独立へと導いていたのだった。
その後、そのスパイ国から政略結婚の為に島の姫(朝露の奥菜姫)の元にその男はやって来た。
やがて2人は心から惹かれ合い、その男は島の男を束ねて敵本国からの侵略に抵抗した。
姫と幼い子供や女性たちはナレジ国へと逃げたが、島は奪われてしまった。

その朝露の奥菜姫たちは山奥で自治権を与えられ、ひっそりと暮らしていたが、その姫へ忠誠を尽くす存在は日々減り、今や少数になっている。
それから時は流れ、美しかった姫はオークナーと名乗り、どこか残念な思考を持つ存在になっている。
そのオークナーと彼女に従うシャインとコスモの若い男女が共に向かう事になる。
オークナーを筆頭に使う鼓舞術は、その場にいる存在の能力が高める不思議な力を持っているのだった。

時に母親リィンと同じ運命を辿ったリィカ。優しい靴下のお話(※2)

リィンもノヴァリオンであった。 しかし、彼女は戦闘が嫌いであった。
リィンとレイビットは(丁度リィカとカイルのような感じで)親友同士。しかし、もう1人少年のノヴァリオンが居た。
彼はまるでマルーカに似ており、リィンはその少年の口車に乗り、恋と言う物をよく知らないままリィカを身ごもってしまったのだった。
そのまま彼の口車に乗せられ、逃げる算段を整える。 レイビットは自分の夢はここにある、と残る事に。
別れ際、リィンに「子育てが疲れて一人の時にこれを開けて」と小さいが仰々しいケースを渡した。

逃亡は成功したかのように思えたが、実はリィカが1歳になるまで泳がされていた。
そしてアガーはリィカの父親にハニートラップ仕掛ける。 リィンは彼が子育てそっちのけで女性と会っている事を知っていた。
そんな折、レイビットから貰ったプレゼントを開けると、そこにはリィカへの可愛い靴下が入っていたのだった。

やがてリィカもまた能力を持っている事を知られ、そしてある時リィカを奪われてしまう。
しかし父親はリィカを人質にされても自分がまたエデンタールにつかまる事を恐れ逃げてしまう。
リィンはその全てに絶望し、マイナスの感情に支配され、変異したからだでリィカのパンドラを奪ってしまった。
(レイビットはリィカが5歳に成長するまでその事実を知らずにいた)

夢に出て来たのはリィカの体に移植されていたパンドラの本当の主(※3)

彼はノヴァリオン隊に加入させられることに反対し、マイナスの感情に支配されかけたところを殺され、それを赤子のリィカは埋め込まれていた。
別人格はその負の感情の彼が現れた状態だったのだ。
しかし、彼女の半生を一緒に見て来て、また今回の事で彼もまた思いから解放され、本来の正常な人格者として夢に現れた。
彼は謝罪しながらも、
「男の腕に寄り添いながら別の男の夢を見るとは中々やるな」
「こんな形で出会ってなかったら、俺が口説いていたかもしれないのに」
などと明るい事を言い、最後にお詫びと餞別に何かをリィカに渡して消えていった。
その時は分からなかったが、実はそれは風を操る能力であった。

帰国後のリィカは流石に少しテンションが低かったが、それに気付き、少しずつ立ち直っていった。
彼女自身のパンドラは土や水を操る為、変則的なトライフォーム……極めれば4つを操れる珍しいテトラフォームを目指せる状態になった。
(ノヴァリオンとしての能力はカイル以下になったが、戦士としては希望を持てる展開に)