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【Plot008】第八章 悲観の末路編

あらすじ

哀しさ、虚しさに覆われた心を狙うかのように悪い出会いはやってくる。
運命から逃げ続けた少年の末路とは……

ノヴァリオンが減り、暗い空気が流れる。
さらに病床にあったリィカの養父スティーグが亡くなる。
そんな時、リィカは一人の少年マルーカと出会う。
いつも悲劇的・悲観的、それでいて「君といると楽しくて癒される」などと、どこかリィカにすがる彼は(リィカがノヴァリオンであると知っていて)リィカの事さえもかわいそうだと言う。
リィカは彼に反発しハカセやカイルも彼を排除しようとするが、事あるごとに少年と出会ってしまう。

しかし、サーキが居なくなり、養父を亡くしたリィカはある時、気の迷いからマルーカが常に大事だと口にしていた妹と3人で無断で出掛けてしまう。
そこで大群の大型獣が襲い掛かって来た。
マルーカは自分だけ助かろうとリィカと大事だと言っていた妹さえも残して乗って来たラウザーで一人で逃げてしまう
リィカの力を使いながら何とか安全な所に逃げた2人だが、妹もリィカもマルーカの行動を思い出し、やりきれない感情に支配されてしまう。

時間が経った後、少年はノヴァリオン隊に助けを求め、リィカ達は(ラウザーより大型の)飛行船で救助される。
少年はハカセの怒りを買っただけでなく、アガーの怒りを買い、上空から突き落とされそうになるがギリギリの所で命は救われ(実験台用に※1)監禁されることになる。

一方、リィカもアガーだけでなく思い焦がれるハカセの失望を買い、泣き崩れる。
だが、カイルの献身の支えによってマイナスの感情に支配される事は阻止された。

それから数日後。
マルーカは脱走を図る(※2)が失敗し、バランスを崩し窓を突き破って転落する。

本当に彼女を思うなら……リークの運命をアナタに「移植」してもいいのよ?(※1)

実験台とはリィカのパンドラとマルーカのパンドラを交換すると言う意味だった。
マルーカは本気でそれを望んではいなかった。 その場しのぎで何でもすると言っただけだった。

「……そう言ってくれる人なら誰でも良かったんでしょ?」そしてカイルの成長(※2)

アガー・ハカセ・カイルに追いかけられるが、そこを意気消沈気味のリィカと鉢合わせする。
硬直する一同。
リィカは静かに言った。
「辛かったよね……大変だったよね……」
少年はわずかに笑顔になったが
「……そう言ってくれる人なら私じゃ無くても誰でも良かったんでしょ? 私の運命なんてどうでも良かったの」
人が変わったように逆ギレしたマルーカは、リィカの首に手を掛けるがカイルによって殴られる。
「自分の環境を……運命を嘆くなら、自分で望む世界を本気で手に入れようとしろ!」と…。
受け入れられないマルーカは、そのまま窓際まで走り、死んでやると”脅す”。 しかしその場所は修理前で足場が悪く、彼はバランスを崩しそのまま転落する。

アガーは言った。
「よく見ておきなさい。 これがあらゆる宿命から最後まで逃げ続けた者の末路よ」